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バレリーナ芸人 松浦景子×加治屋百合子 オンライン・クロストーク!レポート【Heart of Artists/バレエのイベント】

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ヒューストン・バレエ団プリンシパルの加治屋百合子さんが代表をつとめるアーティスト支援のプロジェクト〈Hearts for Artists〉(ハート・フォー・アーティスト)のバレエダンサートークイベント。

今回は7月11日(土)に開催された「バレリーナ芸人 松浦景子×バレリーナ 加治屋百合子 オンライン・クロストーク!」参加レポートです。

〈Hearts for Artists〉のイベントの収益は公益基金《舞台芸術を未来に繋ぐ基金》に寄付されます。今回もZoomウェビナーのシステムを利用したイベントで参加費用は1,000円

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*言葉遣いなどは正確ではありません。およその内容としてご覧ください。

「けっけちゃんねる」をみた加治屋百合子さんがオファー

 吉本新喜劇の座員であり、「バレエあるある」が人気のYouTubeチャンネル「けっけちゃんねる」でもおなじみのバレリーナ芸人 松浦景子さん。松浦さんは白とピンクのお花がついたトップス(ワンピースかも)で登場。

一方加治屋さんは細いストラップの夏らしいトップス(ワンピースかも)で登場。いつもエレガントです。
まずは「コンニチワルツ〜」と加治屋さんと松浦さんがふたりでポーズ!

はじめに松浦さんから「(加治屋さんの)完全なファンです」と告白が。
バレエを始めた頃、加治屋さんが出場した2000年のローザンヌ国際バレエコンクールを観てファンになり、加治屋さんのジゼルは録画してなんども観たそう。

ふたりが話すのは初めてで、今回の対談は加治屋さんが松浦景子さんの「けっけちゃんねる」を見てオファーして実現。
「バレエあるある」も面白かったけど、質問に答える動画で、中傷するような質問(「バレリーナでもないのに、バレリーナと言わないでください」など)に対する景子ちゃんの「バレエが大好きでバレエを素晴らしさを伝えたい」という毅然とした答えが素晴らしいと思い、インスタから連絡したそうです。

おそらくこちらの動画ですね↓

www.youtube.com

松浦景子さんが吉本新喜劇に入るまで

松浦景子さんがバレエをはじめたのは3歳から。子供の頃はほぼ毎日レッスン。コンクールにも8〜9歳から出場し、コンクール全盛期だったこともあり国内のコンクールに出まくり、一時はコンクールをやるためにバレエをやっていたような時期も。
(10歳で日本を離れた加治屋さんは日本のコンクール出場は1〜2回程度とのこと。)
一方お笑いを観るのも好きで、バレエを観るか、お笑いを観るかというような生活を送り、舞台のことを学べる大阪芸術大学に進学。大学在学中に受けた吉本新喜劇のオーディションに見事合格しました。

なぜ芸人になったかはこの動画で詳しく語っています↓

www.youtube.com


松浦さんはバレエの世界にいた時はわからなかったけど、新喜劇に入ってバレエが知られていない、広まっていないことを実感したそう。無理やり「バレリーナ芸人」と名乗って、バレエのことを発信しはじめたと言います。

加治屋さんがはじめてABTを意識したのは「憲武バレエ団」かも!?

バレエ以外の世界で、バレエを広めようとしている松浦さんの話や、どうやればもっとバレエを一般の人に知ってもらえるか、松浦さんの活動に対して「バレエをバカにするな」などの声があることを受けて、加治屋さんは木梨憲武バレエ団の話を始めました。憲武バレエ団は、かつての人気TV番組「とんねるずの生でだらだら行かせて!」の名物企画。
中国でも楽しみに憲武バレエ団を見ていた加治屋さん。憲武バレエ団がニューヨークにバレエ修行に行って、グランディーバと交流したあと、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)でレッスンやリハーサルに参加。その時に憲武さんが「こういうバレエ団にも日本人がいればいいのにね」と言った言葉がとても印象に残ったとのこと!この時に加治屋さんの潜在意識の中にABTが刻まれたのかもしれません。
加治屋さんが言いたかったのは、バレエ界の中でいくら発信してもバレエファンにしか届かないけれど、お笑いだったり他のエンターテイメントと結びつくと、もっと広い層に届くということでしょう。グランディーバやTVのダンスオーディション番組などもアメリカではそんな役割を担っているのかも。熊川哲也さんが憲武バレエ団にゲストで出たり、芸能人バレエ企画に協力したりするのも、裾野を広げるためだろうなと思います。

「憲武バレエ団大好き。ああいうことができればいいなと思っている」と松浦さんが話していたので、これからの活動に期待です。

Q&A

参加者からの質問への回答も、いくつかご紹介!

Q:パドドゥを踊ってみたい憧れの男性ダンサーは?
A:誰でも踊ってみたい。みんな好きで選べない。
YouTubeチャンネルで募集して見ようかなという松浦さんに、「けっけバレエ団ができるかも」と加治屋さん。さらに「私も出たい」とコメント!ぜひ実現してほしいです。

 

Q:好きなバレエ音楽は?
A:『ロミオとジュリエット』『シンデレラ』などでおなじみのセルゲイ・プロコフィエフ
子供の時はちょっと怖かったけど、大人になってからドラマ性がすごいと思うようになったとのことでした。

松浦景子さん『白鳥の湖』にゲスト出演!

最後にクロストーク内で告知された松浦景子さんの今後の予定です。

2021年3月21日(日)に上演される大阪府吹田市制施行80周年・メイシアター開館35周年記念バレエ公演『白鳥の湖』にゲスト出演することが決まっているそうです!役はまだ未定とのこと。「吉本に入ってからはじめてバレエの舞台に出演する、お笑いはなし」ということでした。
この公演、新国立劇場バレエの福岡雄大さんの主演が決まっており、監修は大原永子さん、芸術監督は新国立劇場バレエの山本隆之さん!

イベント詳細:吹田市制施行80周年・メイシアター開館35周年記念バレエ公演 新国立劇場 舞踊芸術監督 大原永子監修「白鳥の湖」全幕

こうして予定時間を大幅オーバーして、クロストークは終了。
最後の締めはやっぱり松浦さんと加治屋さんによる「バレエ大好き!」のポーズでした。

Hearts for Artists〉今後の予定

今後もトークやオンラインレッスンが8月上旬まで続く予定です。

 

7月19日(日)20:00からはローザンヌ国際バレエコンクール審査員経験者である島﨑徹さん、齊藤亜紀さん、加治屋百合子さんによるローザンヌ・トーク!バレエを習っているお子さんたちも必見ですね。

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《舞台芸術を未来に繋ぐ基金》について

〈Hearts for Artists〉が寄付を行う《舞台芸術を未来に繋ぐ基金》は、コロナ禍で大きな影響を受けた舞台芸術に携わるアーティスト・クリエーター・スタッフ(個人・団体・企業問わず)の今後の活動に向けた金銭的支援を目的として設立された基金です。

2020年8月25日までクラウドファンディングで寄付を募っています。一口3,000円から寄付が可能です。

《舞台芸術を未来に繋ぐ基金》https://www.butainomirai.org/

おわりに

憧れの加治屋さんと話せて幸せいっぱいの松浦景子さんが可愛かったです。
「けっけバレエ団」結成に期待です!

 

 ★最後までお読みいただきありがとうございました。