緊急事態宣言が出され、私がレギュラーで通っているバレエ教室も、時々通っていたオープンクラスも全て休講になってしまいました。少なくても1ヶ月(もしかするともっと長く)はお休みになりそうです。今は感染拡大防止が何より大事とわかってはいるものの、この状況、かなり落ち込みました。
世界のダンサー達が、前向きに自宅でのトレーニングやレッスンに取り組んでいるのをみて、私もポジティブに今できることに取り組もうと思いつつも、浮かんでくるのはネガティブなことばかり。
50代も半ばに差し掛かり、一体いつまでバレエができるのかと不安がよぎることが多いのに、残り少ない大切な時間が過ぎていく…
大人になればなるほど、筋肉はつきにくく、落ちやすい。わずかばかりの私のバレエ筋なんてあっという間に消えてしまうだろう…
YouTubeなどにアップされるレッスン動画を見てレッスンしてみるものの、初心者ほど自習が難しいのがバレエ。正しくできているのだろうか…
バレエクラス動画情報はこちら↓
Zoomでオンラインレッスンはじめます!
と、家の中で暗〜くなっていたら、お教室の先生から「zoomでオンラインレッスンをはじめます」との連絡が!
Zoomといえば今話題のオンライン会議などのwebコミュニケーションアプリ。レッスン休講が決まって数日後の素早い対応。先生、ありがとう!
そして、先日第1回目のレッスンがありました。うわさ通り、Zoomの使い方はとっても簡単。受講者側はアカウントをつくらなくても、主催者から送られてきたIDとパスを入れるだけでアクセスできます。PCでもタブレットでもスマホでも使えますが、私は先生の姿が大きく見えた方がいいと思い、PCで参加しました。(ただし、セキュリティー上はスマホかタブレットのアプリで使った方がいいという情報も。Zoomはセキュリティー上の問題がかなり指摘されているので気にはなりますが…。)
双方向のレッスンはやっぱり楽しい
レッスンは、自分側のビデオ(カメラ)をオンにしてもオフにしても参加できることになっていましたが、私はビデオオンで参加。自宅でレッスンしている姿が先生にも見えることになります。
内容は床でのストレッチ、バーレッスン、いつもよりは短めのセンターレッスン。お教室のレッスンでは順番をちょっと忘れてもまわりの人をチラ見して思い出せますが、オンラインでは頼りは自分だけ。いつもよりは簡単な内容になっていたとはいえ、なかなか緊張感がありました。
PCのカメラでは全身を写すのが難しく、自分の姿がどれくらい先生に見えるのか不安でしたが、レッスン中は個別注意も結構あったので、意外に見えていたみたいです。まあ全身見えていなくても、先生にはダメなところはお見通しなのかもしれません(笑)
お教室のレッスンほどは思いっきり動けませんが、やっぱり双方向だとレッスンを受けた感があります。久しぶりにバレエで汗をかき、楽しかった!またレッスンのはじめにレッスン仲間の顔がちょっと見られるのも、今の状況の中ではなんだか心和みます。
自宅用レッスンバーが欲しい!
オンラインレッスンを受けてみて欲しくなったものは、自宅用のレッスンバー!
椅子の背につかまってレッスンしたのですが、ちょっと低すぎるし、安定感もない…。
ちなみにチャコットでみてみたら、レッスンバーはほとんど売り切れでした。自宅レッスン需要が増大しているのでしょうね。あとは、大きな鏡と大きなモニターも欲しい…。更にいえばもっと広い部屋が欲しいけど!
2020.4.18追記
調べてみると一般的なバレエバーの高さは、90〜110cmぐらい。椅子の背はデザインにもよりますが、80cmぐらい。自宅のキッチンカウンターの高さが90cmぐらいだったので、2回目のレッスンからはキッチンカウンターをバーがわりにレッスンを受けました。椅子よりは安定感もあっていい感じ。インスタなどでも、キッチンでレッスンしているダンサーが多いのにも納得です。
おわりに
実際に体験してみて、対面レッスンには及ばないものの、もう少し自宅にいい環境や装備があれば、意外に満足のいくレッスンが受けられる気がしました。お教室でレッスンできるようになっても、双方向オンラインレッスンは世の中に定着するかもしれません。
新型コロナウィルスのような危機的な状況は、時に社会を大きく変革させる力をもつ…ちょっと大げさかもしれませんが、そんなことを考えさせられたオンラインレッスンでした。
★最後までお読みいただきありがとうございました。