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どうやらアン・オーのやり方を間違えていたようです【大人バレエつれづれ】

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最近レッスンで衝撃を受けたことについて書きたいと思います。

それは…

「アン・オーのやり方を間違えていたかも…」

ということ。

 イカ型アン・オーを克服できるのか

アン・オーといえば、バレエのポール・ド・ブラの基本中の基本。上にあげた両腕で描かれるしなやかな楕円のライン…これなくしてはバレエは成立しないですよね。

しかし!大人バレエでありがちなのは、ひし形っぽいカクカクしたアン・オー。私は密かに「イカ型アン・オー」と命名しているのですが(なんか、イカの頭みたいだから 笑)、私のアン・オーもまさにそれ。二の腕は外旋させて肘を開く、肩が上がらないように…と自分なりに気をつけているつもりなのですが、自分の踊っている動画などを見るとやっぱりちょっとイカ型。「おかしい…でもどう直していいかわからない」とずーっと思っていました。

 

その気づきが訪れたのは、体の基本的な使い方をズバッとわかりやすく教えてくれるB先生のレッスンで。お教室が遠くてレギュラーでは教わってないのですが、時々遠征してレッスンを受けています。

レッスン中に先生が、「みんなけっこう誤解しているんだけど、ここはもっと上にあげるのよ。もちろん肩はあげたらダメだけど」とおっしゃって、私のあげている腕の付け根の背中側あたりにそっと手を添えて、二の腕を軽〜く上に引っ張り上げてくれたのです。その時鏡に映っていた自分のアン・オーの形が明らかに変わりました。イカ型から、滑らかな楕円形に!横から見ても、腕がまっすぐ伸びている…そして腕が長く見える!(あくまでも自分比です)

 

 今までアン・オーをする時は、とにかく肩が上がってはいけないと思い、肩先や腕の付け根あたりを下の方向に強く引っ張っていました。(腕を上げるポジションなのに下に引っ張る意識の方が強ければ、美しく腕が伸びているようには見えないのも当然か…)

B先生に腕を軽く引っ張ってもらったとき、いつもの下に引っ張る力は抜けていたのですが、肩は上に上がることはありませんでした。むしろ腕が上に伸びるのと反発するように肩が下がる感覚がありました。

 

そしてもう一つ驚いたことには、B先生に導かれたアン・オーのポジションでは「脇が感じられる」

よくレッスンで先生から注意される「脇を感じて」「脇を強く」「体の側面を使って」。言われている意味は頭では理解しているつもりでしたが、実際のところ自分の脇を感じられているかというと…???

しかし、先生に正しく腕を上げてもらうと、それと引き合うように脇が意識されるのを感じました。よく言われる「腕に助けられる」ってこういうことなのか…

 

間違っていたことがわかったとはいえ、すぐに直せないのが大人バレエの悲しさ…

ほかに色々注意することがあると、元のポジションに戻ってしまうし(なにせ10年以上間違っていたので )、なかなかB先生が導いてくれたポジションに一発では入らない。さらに恐ろしいのは、これだ!と思った感覚が時間と共に薄れて、ぼんやりしてきてしまうこと。

記憶が新鮮なうちになんとか体に染み込ませたい…と思っています。

*追記

その後あらためて、アン・オーをやる時の注意点を本やWEBなどでチェックしてみると、結構いろんなところに「肩を下げようとして腕の付け根を下に引っ張るのはNG」と書いてありました 汗。今までは読んでいても頭に入らなかったか、「そんなこといっても、こうじゃないと肩上がっちゃうし」と思い込んでいたためか…

大人になると体だけではなくて、頭も固くなる…いい教訓になりました。

 

おわりに

バレエのポジションやテクニックについて、ど素人&初心者の私が書くのもどうかなと思いつつも(私の気づきが果たして正解なのか…全くわからないですし)、今回の衝撃を記録しておきたくて記事にしました。

今後私のアン・オーがちょっとずつでも美しくなれば、正解だったということですよね…とりあえず頑張ってみます!

 

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★最後までお読みいただき、ありがとうございました。