発表会が終わってから、はや一ヶ月。
発表会疲れが抜けないうちに夏バテになり、いまだにダルダルの毎日を過ごしていたところ、先生からこんなお知らせが。
「写真が出来てきましたので、期日までに申し込んでください」
写真…ですか…。
おそろしいですよね、発表会の写真。動画とはまた違ったおそろしさ。
見たいけど、見たくないな…とグズグズしつつ、写真データのアップされているサイトにアクセス。ちなみにうちのお教室では、オンラインで写真のサンプルデータを見て、ほしい写真を申し込む方式です。
まずは自分の出ている演目をクリック。
写っている自分の姿を見ながら、一喜一憂。いや、正確にいうと一喜十憂?一喜百憂?ほぼ予想よりひどいことになっている自分の姿を見ながら頭を抱え、これ多少マシでは?と思われる写真を発見すると内心ニンマリ。
ごくごくまれに(←決して毎回あるわけではない)「奇跡の一枚」といえる写真があったりします。そんなときは、コンマ何秒レベルだったであろう瞬間芸を捉えてくれたカメラマンさんに感謝しつつ、心の中でガッツポーズ。
この時点では一緒に踊っている仲間の姿はほとんど目に入っておりません。
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ひとしきり自分チェックを済ますと、やっと自分以外の仲間の姿や、みんなの踊りが揃っているかどうか、立ち位置はどうか、などを見る余裕が出てきます。
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自分の演目のチェックを終えると、自分が出ていない演目をクリックし、先生やゲスト方々の美しい写真を見てうっとりしつつも、自分との落差に愕然とする。
私の場合は、いつもこんな流れになっております 笑。
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発表会の写真を見るたびにしみじみ思いますが、先生方の踊りはどの瞬間を切り取ってもバレエ。舞台上でのすべての動きがバレエです。
一方、大人初心者の私の踊りは、ポーズとポーズをつなぐ間の動きは、ほぼバレエじゃない謎の動きになっている。(さらにそのポーズ自体も、正確なバレエのポーズになっていないことの方が多いですが。)
腕の通り道、脚の通り道、頭の動かし方…。バレエって本当に厳密なものなんですよね。
以前は「わかっているけど出来ない」ってよく思いましたが、最近は「実はあんまりわかってないんじゃないか」って思うようになりました。「わかっているけど出来ない」ことも確かに数多く存在しますが、「なんとな〜くこんな感じ」で漠然とやっている部分も多い。
子供の頃から訓練した人は、身体がバレエを理解している。大人からはじめた場合は、頭でもっと厳密に理解して、意識することが必要なんだろうなと感じています。最終的には体が動くようにならないとダメですが。
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最後に写真を見ての反省点と多少改善が見られた点を記録しておきます。(誰も興味ないと思いますが、自分のための忘備録です 笑)
反省点(無限にあるけど特に気になった点)
- アラベスクがとにかく低い。もはや何のポーズかわからないレベル。
- 無表情。ほとんど笑ってない。
- 後ろにタンデュした足のかかとが丸見え。
- ポアントの上で休んでいる。体が落ちている。
- アン・オーがひし形。特にポアントのとき。
- クロワゼの角度が浅すぎる。
- シュ・スーのとき、全くアン・ドゥオールしていない。
多少の改善が見られた点
- 前肩と猫背。
今回の発表会はポアント1演目、バレエシューズ1演目だったのですが、意外にポアントの方が体が落ちている印象がありました。アン・オーも潰れてひし形っぽくなっていて。ポアントに気を取られていっぱいいっぱいということもありますが、ポアントを履くだけで視線も上がって、なんか上にいけている気がしてしまうのかな…。きっとポアントに頼って立ってるんですね。
前肩を直すという長年の課題にいては、ごくわずかではありますが改善されている気がしました。発表会後は「前より練習の成果が出なくなったな…年なのかな…」と落ち込んでいたので、ちょっと嬉しかった。
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ちなみに発表会のDVDはまだ、手元に届いていません。
動画はまた別のおそろしさがありますが…届いたらまた反省会を行いたいと思います。
発表会直後のやや感傷的な(笑)ブログはこちら↓
このへんから見直すといいんじゃないか?と思っている今日この頃
ワガノワのプレ・バレエのDVD↓
★最後までお読みいただきありがとうございました。