以前会社の人に整体に行った話をしたら、「バレエやってるなら、整体なんかいらないんじゃないの?」って言われました。「バレエで体を動かして、健康!」みたいなイメージがあるようでしたが、逆ですよね!
むしろバレエ やってるからこそ、整体が必要(笑)。
十分な柔軟性、筋力などが備わった体で、正しいやり方でレッスンすれば、大きな故障は起きない…はずなのかもしれませんが、腰やら膝やら故障を抱えてる大人バレリーナ、うじゃうじゃいます。それでもよっぽどのことがないとレッスンを休まないから、なかなか治らない。
私自身は柔軟性も筋力も乏しいことには自信があります(きっぱり)が、そこまで大きな怪我や故障をしたことがありませんでした。おそらく関節が硬くて可動域が小さく、故障するところまで動けていないんだろうなと…。あとは単純に、病気持ちで体力もなく、レッスン量が少ないから、ということもあるな(笑)と思ってました。
ところが!8月末ぐらいから、右足の親指の付け根の関節(いわゆるMTP関節)まわりが痛くなってしまいました。特に痛いのはドゥミポアントのとき。日によっては歩いているだけでも痛い。様子をしばらく見てみましたが、半月たっても治らない…。
発表会があったので、いつもよりポアントを履いてたし、右足は足首が左足より柔らかくて、その分ぐにゃぐにゃするし、外反母趾気味でもあったし…。
ああ、ついに来たか…バレエができなくなったらどうしよう…と一気にブルーな気持ちに。
でも様子を見るうちにどうも関節とか骨とかではないような気もしてきました。
なんだか、ビリビリ、ピリピリする痛み。上から押すと関節の脇の部分にびりっと痛い部分があり、ちょっと小さな膨らみがあるような気もする。
整形外科で診てもらったところ、原因はガングリオンでした!
主に手などにできる良性のできもの。私も以前手にできたことがあって、ガングリオンができやすい体質だとわかってはいましたが、足にもできるとは…調べて見ると足の親指の付け根にも比較的できやすいようです。
ガングリオン自体は痛みはないのですが、おそらくドゥミにした時にガングリオンが神経に当たっていると思われます。歩いている時の痛みは靴に当たっておきているよう。
ガングリオンの中にはゼリー状のものが溜まっていて、注射で吸い出すこともできるのですが、お医者さんには、今は小さくて、血管の下にあることもあり、注射で吸い出すことはできないと言われました。自然に潰れて吸収されてしまうことも多いようではありますが。
今のところ、当たらない靴を履くようにするぐらいしか、対処方法はないらしい。ドゥミポアントもしないほうが本当はいいのでしょうが…。
関節や骨ではなくてよかったのかもしれませんが、神経の痛みってけっこう厄介…。
実は以前足の甲の神経を痛めたことがあります。当時の私は、超定番スニーカー、○ンバースを愛用していたのですが、スニーカーのベロの部分がヨレたまま履いていて(←ズボラすぎ 笑)、それが足の甲の神経に繰り返し当たって、痛めてしまったのです。
神経の痛みは、原因を取り除いても修復するのにかなり時間がかかるらしく、そのときも何ヶ月もかかりました。
今回も長引きそう。レッスン続けながらで、治るだろうか…。しばらくはほどほどにレッスンしながら様子をみてみようと思います。
ガングリオン自体は原因不明とはいえ、外反母趾も遠因なのかなと思い、最近足裏のマサージ棒を買い直し、よくほぐすようにしています。
痛いのをかばっているせいか、右の足裏の土踏まずがかなり張っているのを発見。
大人バレエの体のケアは、入念にしないとね。
痛む部位からして、外反母趾と思ってしまいがちですが、わたしと同じような症状がある方は、ぜひ整形外科にご相談を。
定番のこちらを購入。今まで使っていた安物は床に何か敷かないとゴロゴロできなかったのですが、こちらはシリコンリング付きで、床を傷つけない。もっと早く買い換えればよかった…
★最後までお読みいただきありがとうございました。