自宅でバレエのトレーニングを始めて、4ヶ月が経ちました。
4ヶ月続けてみて、いちばんの感想は「苦手克服って本当に難しい!」ということ。
今感じていることを書きたいと思います。
自宅トレーニングをはじめたきっかけは、発表会の反省から。記事はこちら ↓
自分の弱い部分に向き合うのは大変
まずトレーニングの目的は、バレエに必要な筋力と柔軟性を向上させて、バレエを踊れる身体を作ること。
トレーニングを続けながら少しづつ内容を見直しているのですが、実際のメニューとしては、こんな感じ。
- 体幹、お尻、背筋などのトレーニング
- 身体をゆるめて動きやすくする
- ストレッチ
- バーレッスンの基本的な動きのいくつかをゆっくりていねいに行う
- 最後に使った筋肉をほぐす
(やっている順番も、およそこんな感じなのですが、はたしてこれが正解なんだろうか…)
こうやって書き出すと、なんかすごそうですけど、トータルで40分ぐらい。疲れているときは短縮版にしています。
4ヶ月やってみて、劇的な変化はないものの、脚の力はついてきた気がする。ポアント履いたときの感覚も少し変わった。
ですが!脚の力はもともと弱くないといわれていて。骨格とか、しなやかな筋力とか、およそバレエ向きの資質は持ち合わせていない私ですが、脚だけは強いといわれることが多いのです。
逆にもっともダメなのは柔軟性。上半身、背中や肩まわりは特にひどい。トレーニングをはじめたきっかけは、そんな弱点をなんとかしたいということだったのですが、なぜか改善されたのは、元々強い部分だったという!
もちろん脚が鍛えられたこと自体はいいことではあるのですが、柔軟性についてはほとんど成果がでていません。
やり方が間違ってるのか、取組み方が甘いのか、成果が出るまで時間がかかっているのか…。
苦手なことへの取組み方が甘くなることについては、トレーニングをはじめたときの記事にも散々書いているのですが。
体をゆるめたり、硬いところをストレッチしたり。メニューに入れて、毎日やってはいるものの、徐々にこなしてる感が出てきてしまう。効いてるのかどうか、実感がなくてモチベーションも上がらない。
私の場合、筋トレは割と楽しくできるんですけど。
というわけで、もう一度弱点克服を胸に刻んで、トレーニングを続けていこうと思います。
地図のない旅
なんとか足腰の立つうちにバレエの世界の入り口にたどり着きたいと四苦八苦しているわけですが、しみじみ思うのは、これは地図のない旅だなぁということ。
単純すぎる例ですが、資格試験などに挑戦するときは、ある程度取り組めば合格への道筋が見えてくる。この過去問を3回やれば、まず受かるだろう、とか。
でもバレエは習得の道筋が全く見えない。知れば知るほど、、やればやるほど、自分に足りないものが明らかになって、やるべきことは増えていく。
こっちだ!と思ってずんずん歩いていくと、とんでもない方向違いだったり。同じところをぐるぐる回ってたり。
もちろんバレエの先生の指導がいちばんの道しるべにはなるわけですが、先生にもすべては教えてもらえない。
長いこと生きてきた大人には、それぞれがいままでの人生で身についてしまった体の使い方の癖みたいなものが、山ほど体に張り付いているんですよね(いらない贅肉とかもね 笑)。この癖をふるい落として、バレエの体の使い方を新たにインストールする。
大人バレエの習得の道筋は、人それぞれなのだと思う。自分で考えて、感じて、やってみて、進んでいかないといけない。ほんとうに難しい。
でもそれが楽しさでもあるんだな、きっと。
2023年1月号のクロワゼの特集は「悩める大人の体に効く!10分集中Dairy エクササイズ」!
★最後までお読みいただきありがとうございました。