自宅でバレエ上達のためのトレーニングをはじめてから、9ヶ月が経ちました。
腕まわりを痛めてお休みした時期もありましたが、なんとか続いています。
メニューは少しずつ見直していますが、筋トレ、ストレッチなどでトータル30〜45分ぐらい。
トレーニングの目的は、週1〜2回というレッスンでは筋力がつくどころか、老化の衰えに抵抗出来そうもないので、それを補うため。また、なかなか身につかない体幹や背中を使う感覚をつかみたい、柔軟性を向上させたいという目標もあります。
9ヶ月やっても見違えるほどの効果というものは出ていないのですが、いくつか変化が出てきています。
普段の姿勢の悪さに気づきやすくなった
まずひとつめの変化は、普段の自分の姿勢の悪さに気づきやすくなったこと。
バレエをしているときの姿勢は日常生活での姿勢とは別のものではありますが、たとえ踊っていないときでも姿勢が悪いバレエ ダンサーなんていないですよね。
私の普段の姿勢は、立っているときは付け根をひいてお尻を後ろに逃してる感じ。座っているときは骨盤をタックインした状態で背中を丸めていることが多い。どちらもお腹の力は抜けている状態。
太腿の前側が張っている体型で、典型的な「使ってはいけないところを使ってレッスンしてる人」って感じなのですが、実際はバレエ を始める前から前ももが発達してたんです。
おそらくお腹の力が抜けている分、普段から前腿を主に使って生活しているんだと思います。
半世紀もそんな姿勢で生きてきたわけですから、レッスンで少し気をつけたぐらいでは直せるわけがない!
日常生活の姿勢から変えなくてはとずっと思ってるのですが、無意識にしていることなので本当に難しい…
ですが!
最近、座っているときでも、立っているときでも、自分姿勢の悪さに気がつくことが多くなってきました。骨盤を立てて姿勢を正しても、またすぐに元に戻ってるとは思うけど、気がつかないことには直せない。これは大きな一歩ではないかと(思いたい)。
長座の姿勢での"浮き輪"問題
私のお教室ではレッスン前にフロアでの軽いストレッチやトレーニングがあります。鏡に向かって長座で座ったとき、お腹周りに”浮き輪”が現れるのが気になっていました。
長座の姿勢で骨盤が立たず、上半身を引き上げられないのが原因ではないかと…。
でも最近、この浮き輪が小さくなってきた気がする(←痩せたわけではないです)。骨盤と上半身が、前よりは立つようになってきたのかも。
たぶん人にはわからないぐらいの変化ですが、ちょっと嬉しい。
調べると、長座が苦手な原因ってたくさん出てきますが、私の場合は全てが当てはまりそうで。腿の裏表の筋肉が硬い、骨盤周りが硬い、猫背で骨盤が後傾しやすい、背筋が弱い、腹筋が弱い、腸腰筋が弱い…。
このなかで、腿の裏側(ハムストリングス)の硬さを取るストレッチとして、長座の姿勢で前屈するストレッチをしていましたが、一向に柔らかくなる気配がない。
そこでジャックナイフストレッチというのをはじめました。よく腰痛対策のストレッチとしても紹介されています。これです↓
私は30秒×4セットやっています。
このストレッチをやってみると、腿の裏側の外側部分が伸ばされる感覚がはっきりあります。効きそうな気がするので、続けてみようと思います。
最後に。
星の数ほどあるトレーニング関連のYoutubeチャンネルのなかで、最近ハマっているものをご紹介。
元400mハードル選手の為末大さんのチャンネル「為末大学」。
理論と実践の両方をとことん追求してきた為末さんの、身体やトレーニングに関する考察がとにかく面白い。
バレエと陸上との違いもあり、すぐに役に立つ話ばかりではないですが、腹圧、股関節の柔軟性、お尻の使い方などなど、示唆に富む内容です。
昔の動画を漁っていたら、バレエについての動画が上がっていました!
「軸づくりとストレッチ」というテーマの動画。
身体の軸がないと回転はできない→回転について厳しい競技はフィギュアスケートか器械体操→このふたつの競技の源流はクラシックバレエではないか
ということでクラシックバレエの動きをトレーニングに取り入れていたとのこと。
一例として、3番ポジションのプリエと、ロン・ド・ジャンブ・ア・テールがちらっと出てきます。
トレーニングについて、散々書いておいてなんですけど、結局バーレッスンをきちんと正しくやれれば、バレエに必要な身体能力は身につくようになってるということなんだろうな。
まあ、この"きちんと正しく"が、非常に難しいところですが。特に大人から始めた人にとっては。
おわりに
9ヶ月やっても、こんなささやかな変化なんですけど。
コツコツやるしかないですね。
トレーニングをはじめたきっかけはこちら↓
持ち歩きに便利なポケット版↓
★最後までお読みいただきありがとうございました。