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映画「キャッツ」主演の英国ロイヤル・バレエ団フランチェスカ・ヘイワードが来日! 

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1月24日(金)に公開される映画「キャッツ」に主演している英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル、フランチェスカ・ヘイワードが映画のプロモーションで来日します。トム・フーパー監督とともに1月22日(水)のジャパンプレミアイベントに登壇する予定。

世界で最も成功したミュージカルといわれる名作「キャッツ」がスクリーンに登場。フランチェスカ・ヘイワードや同じく英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル、スティーブン・マックレーも出演し、バレエファンも注目の作品になっています。

cats-movie.jp

 

作品概要

監督:トム・フーパー

音楽:アンドリュー・ロイド・ウェバー

脚本:リー・ホール

振付:アンディ・ブランケンビューラー

キャスト

ヴィクトリア:フランチェスカ・ヘイワード

マンカストラップ:ロビー・フェアチャイルド

グリザベラ:ジェニファー・ハドソン

オールドデュトロノミー:ジュディ・デンチ

バストファージョーンズ:ジェームズ・コーデン

ミストフェリーズ:ローリー・デヴィットソン

スキンブルシャンクス:スティーブン・マックレー

ラム・タム・タガー:ジェイソン・デルーロ

ジェニエニドッツ:レベル・ウィルソン

劇場猫ガス:イアン・マッケラン

マキャヴィティ:イドリス・エルバ

ボンバルリーナ:テイラー・スウィフト

 

ロンドンの片隅で暮らす、個性的な猫”ジェリクルキャッツ”たちの物語。映画ではダンスが得意な白猫ヴィクトリアの視点で物語が展開します。猫たちを演じるテイラー・スウィフト、ジェニファー・ハドソン、ジェームズ・コーデン、ジュディ・デンチ…錚々たるキャストが話題です。

 

 ヒロインを演じるフランチェスカ・ヘイワード

プロフィール

1992年 イギリス人の父とケニア人の母の娘としてナイロビで生まれる

2003年 ロイヤル・バレエ・スクール(ホワイトロッジ)に入学

2010/11シーズンより英国ロイヤル・バレエ団に入団

2013年 ファーストアーティストに昇格

2014年 ソリストに昇格

2015年 ファーストソリストに昇格

2016年 プリンシパルに昇格

 

身長157cmと華奢で小柄な彼女。バレエダンサーは年々大型化しているので、ダンサーとしては苦労もあると思いますが、今回の映画の小さな白猫にはぴったり。

 こちらは「くるみ割り人形」のクララ。小柄な分、踊りは大きい!

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映画では歌も歌っているらしい。今後もバレエの枠を超えて活躍するようになるのかな…

日本でも2020年春にtoho系で公開される、映画「ロミオとジュリエット」でもヒロインを演じているフランチェスカ。こちらは物語当時のイタリア ヴェローナの街並みを再現したセットで、ケネス・マクミラン版のバレエ「ロミオとジュリエット」が繰り広げられる映画。

ロミオはファースト・ソリストのウィリアム・ブレイスウェル。マシュー・ボールがティボルト役で出演します。

この映画はものすごく楽しみ!

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鉄道猫を演じるスティーブン・マックレー

プロフィール

1985年 オーストラリアのシドニーで生まれる

2003年 ローザンヌ・国際バレエコンクールでローザンヌ賞を受賞。ロイヤル・バレエスクールに入学

2004年 ロイヤル・バレエスクールを卒業し、英国ロイヤル・バレエ団に入団

2005年 ファーストアーティストに昇格

2006年 ソリストに昇格

2008年 ファーストソリストに昇格

2009年 プリンシパルに昇格

 

これはローザンヌでの映像。17歳のマックレー。すでにすごい安定感…

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超絶テクニックで知られるプリンシパル、スティーブン・マックレー。鉄道猫、スキンブルシャンクス役を演じていますが、フランチェスカ・ヘイワードに比べると情報が少なく、公式サイトにもあんまり出てこない…予告編やメイキング映像には、得意のタップダンスのシーンがちらっと登場しています。(赤いパンツを履いているキャラクターです。)マックレーのインスタにはワイヤーで宙吊にされている動画などもアップされているので、もう少し見せ場はありそうですが。

最近のマックレーの話題といえば、怪我。膝の故障で3回も手術をして、待ちに待った2019年10月の復帰公演の「マノン」舞台上でアキレス腱を切ったマックレー。当日の舞台を観ていた方のブログを読んでいるだけで、背筋が凍るような状況…涙 インスタを見ていると、暇さえあればトレーニングやストレッチをしているストイックな人だけに余計辛い…バレエダンサーって怖い職業ですね…

12月のニューヨークでのプレミアイベントにはギブス?姿で登場していました。リハビリ生活はまだまだ続くでしょうが、ご家族との笑顔の写真にちょっとだけホッとしました。

「猫人間」の評判は?

アメリカでは昨年12月に封切られましたが、いろんな評判が聞こえてきます。ネットでは「気持ち悪い」「怖い」の声も。主にVFXを駆使した猫たちのビジュアル面が不評のよう。

ちなみにVFXとは

VFX(ブイエフエックス)とは視覚効果を意味する英語ビジュアル・エフェクツの略で、特撮を用いた映画やテレビドラマにおいて、現実には見ることのできない画面効果を実現するための技術のことを指す。 視覚効果(しかくこうか)ともいう。 VFXは、コンピュータグラフィックスまたは合成処理によって実写映像を加工することである。

VFX - Wikipediaより

「キャッツ」では,人間の俳優にネコの毛を生やすため”デジタル・ファー・テクノロジー( Digital Fur Technology )”と呼ばれるVFX技術が導入されています。この最新技術が実現した猫の毛が生えた人間のビジュアルが「怖い」といわれています。

不評に関係があるのかはわかりませんが、封切り後に配給元がこのVFXを修正した差し替え映像を劇場に配布し直すという異例の事態も…何をどんな風に修正したのかは不明ですが、日本で公開されるものはおそらく修正後のものでしょうね。

確かにちょっと気持ち悪さのあるビジュアルかもしれない…ミュージカルの「キャッツ」は完全にデフォルメされた猫で、人間が猫を演じているというお約束のもとで鑑賞できますが、映画は毛並みは猫だけど顔とボディラインは人間に近いので、なんだか新しい生き物みたい…猫人間?人間猫?ちょっと古いけど「人面魚」とかそんな類のものを思い出す 笑 洋服を着てるキャラクターは大丈夫ですけど。

また、フサフサの毛が生えることで、ボディラインがもっさりするので、踊りのラインがよく見えなくなるのもちょっと残念。その点ミュージカルの衣装はよくできてるなーと思います。

メイキング映像のリハーサル風景がカッコいいので、猫の毛なしの状態で踊りだけみたいなと思ったり…

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「見るとトラウマになりそう」と言っている人もいますが、個人的にはそこまでの拒否反応はないので、映画館で確かめたいなと思います。 

おまけ

バレエとはなんの関係もないのですが、キャストのジェームス・コーデンがMCをつとめるThe Late Late ShowのCarpool Karaoke、好きなんです。俳優としての彼を見るのは初めてなのでちょっと楽しみ。彼が演じるバストファージョーンズは服を着てるキャラなので気持ち悪さはなさそうです 笑

こちらはThe Late Late Showでのプロモーション?”Cats Shool”。フランチェスカ・ヘイワードも可愛い猫耳姿で出ています。豪華メンバーによるおふざけですけどね。

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★最後までお読みいただき、ありがとうございました。