2月1日の朝日新聞に「バレエメイク作り込まぬ進化」というタイトルで、ダンサーの顔立ちを生かした「進化したバレエメイク」を探る、新国立劇場バレエ団とチャコットのプロジェクトが紹介されていました。
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このプロジェクト関連と思われるメイクの話題は、バレエ・チャンネルの吉田都芸術監督のロング・インタビューにもちらっとでてきていましたね。
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この記事、私にとっては朗報です。発表会のがっつりバレエメイク、いやだなあ…とずっと思ってたので!
プロダンサーのメイクとはまったく次元が違う話なのですが、大人バレエ発表会のメイクこそ、もっと薄くてもいいのではと思います。目のまわりのラインなんて、シワとかたるみとかで真っ直ぐ描けないし!遠くから見る観客のためのメイクだとはわかってはいますが、遠目からでもきれいに見えてないと思うな〜。
大人バレエの発表会では、お教室によってメイクのやり方はいろいろですよね。
チャコットなどから派遣されてくるメイクの方にやってもらったことも、先生の所属しているバレエ団のダンサーの方にやってもらったことも、自分自身でメイクしたこともあります。
やっていただくのは楽でいいのですが、できあがりに文句も言えないし、正直な話、やっていただく方によって、あたりはずれがあったり(失礼!)。
自分でやれば思い通りになるかと言えばそうでもなく。まず慣れていないので下手くそ。さらに先生に「もっと濃く!」とか注意されて、結局似合わないがっつりメイクになってしまうこともあります。
現実離れしたバレエ メイクで舞台に立つスイッチが入る人もいるかもしれませんが、私にとってはかなりストレスなのです。
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記事には「新たなメイクが必要になったきっかけのひとつには、コロナ禍で配信が増えたことがある」とありました。確かにしっかりバレエ メイクのダンサーの顔がアップで映ると、ぎょっとしてしまうかもしれません。
コロナって思った以上に、いろんな影響を及ぼしますね。
昨年の発表会のときは、ボディーに塗るファンデーション(色統一のため、お教室が用意したものをみんなで使う。スポンジは各自で用意)の「2度づけ禁止令」がでていて。「一度ボディーを塗ったスポンジでは、ファンデーションをとらない。ファンデーションをとるときは常に新品のスポンジ使う」という意味です。
発表会の感染防止対策で神経をすり減らしている先生方には大変申し訳ないのですが、なんだか串カツの「2度漬け禁止」みたいで、ちょっと面白かった。
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プロのトレンドがすぐに大人バレエまでおりてくるとはかぎりませんが、大人のバレエメイクも、徐々に進化すると嬉しいな。
チャコットさんあたりに、シニア向けバレエ メイクを開発してほしいです。
舞台メイクではないのですが、昨年リニューアルしたチャコットのコスメライン。
ちょっと気になってます。
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