Bunkamuraのル・シネマでアンコール上映されているボリショイ・ バレエ in シネマ2018-2019。
初回上映の時に見逃していた、カルメン組曲&ペトルーシュカ を観に行きました。
当日午前中にル・シネマのサイトをチェックすると、前方席以外はかなり埋まっていたので、チケットをオンラインで購入。
通常のボリショイ ・バレエ in シネマだと、タイムスケジュールや配役が書かれたチラシをもらえるのですが、今回配布はなし。全作品が掲載されたチラシは用意されています。(配布はされていません。スタッフの方に聞いたらもらえました。)
実際の上映スケジュール
カルメン組曲 18:50〜20:15
休憩(休憩中にインタビューあり)
ペトルーシュカ 20:30〜21:15
本編とは関係ないのですが、ボリショイ・バレエ in シネマを観ていつも思うこと。
解説&インタビュアーのカテリーナ・ノヴィコワの圧がすごい(笑)
ロシア語とフラン語で喋ってるらしいですが、耳にガンガン響いてきます。彼女を見るといつも、ロシア人ってエネルギッシュだな〜と思います。
上映される作品に合わせているらしい、彼女のファッションにも注目です。ただ、いつも字幕の色が服の色とかぶって見えないのは、なんとかしてほしいです!
さて、本編についてです。
カルメン組曲
カルメン スヴェトラーナ・ザハーロワ
ドン・ホセ デニス・ロヂキン
エスカミーリョ ミハイル・ロブーヒン
コレヒドール ヴィタリー・ビクティミロフ
運命の女神 オルガ・マルチェンコヴァ
キューバの振付家アルベルト・アロンソがボリショイの伝説的プリマ、マイヤ・プリセツカヤのために作った作品。ボリショイで長年上演が途絶えていたのを、2005年にザハーロアが再演。
オペラやローラン・プティ版のバレエと下敷きにしている物語は同じでも、アロンソ版は抽象化された趣の違う作品です。
チュチュではない短いスカート、フレックスやパラレルを多用する独特な振り付け…。この作品ではとにかくカルメンの脚に目が惹きつけられるのですが、ザハーロワの長〜い脚ときれいなラインを堪能しました。
ロヂキンは憂いのある感じが、ホセにあっていると思いました。
ペトルーシュカ
ペトルーシュカ デニス・サヴィン
バレリーナ エカテリーナ・クリサノワ
ムーア人 ドミトリー・ドロコフ
魔術師 ヴィヤチェスラフ・ロパティン
「ペトルーシュカ」といえば、ミハイル・フォーキンがバレエ・リュスのために振付けた作品が有名ですが、こちらは今人気の振付家エドワード・クルグによる今年の新作です。ストラヴィンスキーの音楽と基本的なストーリーは同じですが、振り付けや演出、衣装、装置は全く違います。
休憩時間にクルグのインタビューがあったようですが、トイレに行っていてほとんど見られませんでした。残念…。
振付家エドワード・クルグのインタビュー。
舞台上には色とりどりの巨大マトリョーシカみたいなセットが並び、シーンによって動いたり、回転したり、割れたりします。
群舞のダンサーの衣装もカラフルで、装置に合わせた独特のトーンが美しく、抽象絵画を観ているような面白さがありました。
魔術師役のヴィヤチェスラフ・ロパティンの切れ味のいい踊りが印象に残りました。
さて、最後に問題です。
カルメン組曲とペトルーシュカ、共通点はなんでしょう?
答えは「三角関係」!
ボリショイ・バレエ in シネマのアンコール上映は11月7日(木)まで 。
カルメン組曲/ペトルーシュカはあと1回、最終日の11月7日に上映されます。
★最後までお読みいただきありがとうございました。