バレエ公演がよく行われる劇場の「劇場ガイド」。
はじめて訪れる時などに参考になれば幸いです。
今回は東京文化会館 大ホール。1961年の開館以来「音楽の殿堂」として、数々の音楽、オペラ、バレエの公演が行われてきた東京文化会館。バレエ公演といえばこのホールです!
東京都開都500年事業として作られた東京文化会館は、前川國男氏設計のモダニズム建築としても有名。名建築ならではのダイナミックな空間と独特の雰囲気が魅力です。大ホールと小ホールを備えていますが、バレエ公演はほぼ大ホール。
アクセス
JR上野駅公園口改札を出て、正面の横断歩道を渡ればすぐ目の前です。1分もかかりません。
東京メトロ上野駅7番出口からは徒歩約5分、京成上野駅正面口 改札からは徒歩約7分です。
公園口近辺にはあまりお店がないので、公演前にお茶したり、おやつや軽食などを買いたい場合は上野駅の駅ナカ「エキュート上野」がおすすめです。美味しいスィーツもいっぱい!
エキュート上野|楽しいことがキュ~っと詰まっている駅、エキュート
エントランス・ホワイエ(ロビー)
入り口を入ると 、3階ぶち抜きのホールです。正面が大ホールの入り口です。
このホールに入って、星空のような天井を見るとテンションが上がります!
左手には総合案内とギフトショップ「A.P.J.PLAY MUSIC」があります。ギフトショップには、バレエグッズもあるので、バレエ仲間へのプチギフトなどにも利用できそう。
入り口上のガラス張り部分はレストラン「フォレスティーユ精養軒」。右脇の階段またはエレベーターから上がります。レストランからはホワイエが見渡せ、劇場の雰囲気を楽しみながら本格的なお食事できます。 メニューは洋食が中心です。
ホワイエに入ると左手にクローク。クローク後ろのスロープは小ホールに通じています。
ホワイエの奥、左手には飲み物と軽食、お菓子などを売っている売店があります。フードメニューはそれほど豊富ではありません。
客席
各階の席からの舞台の見え方は、劇場の座席表からgoogleのストリートビューが開くようになっていて、わかりやすいです。
1階席前方4列目までは床に傾斜がないので、前列の人の頭がじゃまになる可能性あり。特に小柄な方はご注意ください。5列目以降は緩やかに傾斜が始まります。
小柄な私が個人的に好きなのは1階前方サイドブロック。床の段差が大きく、前列がほとんどじゃまにならないので、サイドから観るのが嫌いでなければおすすめです。
1階から5階まで客席がありますが、2階以上のサイド席の舞台よりの端はかなり見切れます。5階センターはかなりの高さがある上に、急傾斜の部分にへばりつくように座席が設けられている印象で、高所恐怖症の人はつらいかも。
全体にトイレは少なめで、大入公演では休憩時間のトイレダッシュは必須。
3階Rサイドの舞台寄り。右側と舞台奥はかなり見切れます。
舞台サイドの壁のアートのような模様は、音響のための木製パーツ。座席にいろんな色が散りばめられているのは、空席が目立たないようにする工夫らしいです。効果のほどは??ですが 笑
音楽資料室
東京文化会館の4階には音楽資料室が設けられています。
音楽、バレエ、オペラに関する音源資料、映像資料、楽譜、本、雑誌、公演プログラムなど130,000点を所蔵。視聴も可能ですが、資料の貸し出しはありません。
バレエの本はそこまで数は多くないですが、図書館などでは見たことがない本も多かったです。バレエのDVDもかなりの点数。
登録すればどなたでも無料で利用できます。初回は健康保険証、運転免許証など住所氏名が確認できるものが必要です。
鑑賞前や、マチソワの合間に訪れてみてはいかがでしょう。開館時間などは以下でご確認ください。
エントランスホールの右手の、大きい柱の影にあるエレベーターで4階に上がって正面。
手荷物は左手のロッカーに預けます。
まとめ
見切れ席が多い、トイレが少ないなどの不満はあるものの、華やかな雰囲気がありテンションが上がるホールです。昭和モダンの名建築を見るだけでも楽しいですよ。
★最後までお読みいただきありがとうございました。