雑誌「ダ・ヴィンチ」の最新号で、山岸涼子特集が組まれています。なんとデビュー50周年とのこと!
山岸涼子さんといえば、「アラベスク」「テレプシコーラ」などの名作バレエマンガで知られ、ご自身もバレエを習っていることも有名です。
「アラベスク」「テレプシコーラ」がきっかけでバレエに興味を持った方も多いのではないでしょうか。
12月号の表紙は第1特集の「水曜どうでしょう!再び!」。
第2特集が山岸涼子特集です。
こちらは電子版
こちらは紙書籍版
「ダ・ヴィンチ」山岸涼子特集の内容
全28ページのボリュームの大特集。ご本人のロングインタビューや「日出処の天子」などのカラー画もたくさん掲載されています。
そんな中からバレエマンガにまつわる記事をピックアップしてみました。バレエダンサーも登場しています。
よしながふみさんが語るノンナ愛
今年大ヒットしたドラマ「きのう何食べた?」の原作でおなじみのマンガ家よしながふみさんは、大の山岸涼子ファン。よしながさんが描いた「アラベスク」のノンナが可愛い!
他にもたくさんのマンガ家が、山岸涼子さんについて熱いメッセージを寄せています。
魔夜峰央さんとは発表会に呼び合う仲
山岸涼子さんと親交があり、自らもバレエを習っている魔夜峰央さんからもメッセージとイラストが。
魔夜峰央さんといえば、奥様はバレエ教室を主催されるバレエ教師、娘さんはバレエ教師&マンガ家、息子さんはバレエダンサーというバレエ一家として知られています。息子さんの山田眞央さんは東京バレエ団のファーストアーティストです。
自らもバレエを始めたダヴィンチ元編集長
「ダ・ヴィンチ」といえば、「テレプシコーラ」が連載された雑誌。当時の編集長横里隆さんは、それがきっかけでバレエを習い始め、山岸涼子さんのエッセイ漫画にも「Y氏」として時々登場するように。現在は山岸涼子さんのエージェント業務などもされているようです。
バレエダンサーにも影響を与える山岸涼子のバレエの世界
上野水香さん(東京バレエ団)
東京バレエ団プリンシパルの上野水香さんは、人生のバイブルだという「アラベスク」の話や、「テレプシコーラ」の空美ちゃんへの共感を語っています。
仲ノ目知章さん(バレエ・アム・ライン)
ハンブルグバレエ学校でノイマイヤーの指導を受け、現在は9月に来日したばかりのドイツの「バレエ・アム・ライン」でソリストとして活躍する仲ノ目知章さん。山岸さんとは12年前、15歳の時にローザンヌで出会い交流を続けてきたと言います。ローザンヌで山岸さんからアドバイスを受けた話が面白い。
「アラベスク」は3話で完結する予定だった
山岸涼子さんご本人のロングインタビューでは、「アラベスク」は 3話で完結する予定だったことや、連載中に絵柄や線を変化させていったことなどが語られています。
山岸涼子の名作バレエマンガ
最後に、山岸涼子さんの名作バレエマンガをご紹介。
バレエの世界の残酷な光と影、魅力的なキャラクター、随所に散りばめられた「バレエあるある」…そんな濃厚な作品を堪能してください。
1970年代のソビエト連邦を舞台にノンナ・ペトロワのバレリーナとしての成長を描く傑作。
全4 巻
日本を舞台にバレリーナを目指す六花・千花姉妹と2人を取り巻く環境をリアルに描く。1部のラストで涙した人も多かったのでは?
1部 全10巻・2部 全5巻
★最後までお読みいただきありがとうございました。