発表会が無事に終わりました。ケガとか、コロナに感染したとかはなかったという意味の「無事」です。自分の踊りについては、あんまり「無事」ではなかったですが…まあ、それはいつものことです。
でも今回の発表会、いつもとは違った感慨もありました。
それは…「年取ったな、私」ということ!
40歳でバレエを始め、気がつけば50代も半ばを過ぎました。
はじめた年齢からして、すでに中年だったということもあり、「年だ、年だ」と言いながらも、実はそこまで加齢を意識していなかったのですが、なんだか1段階ステージが上がった(下がった?)感じ…
今回はいつにも増して、通し稽古や発表会当日の疲れ方がすごかった
練習でのツメが甘かった
諦めが早かった
できなかった時の悔しさが少なかった
…などなど、気持ちの面でも、体の面でも、変わりつつある自分を感じました。
直前にはじめてスタジオを借りて自主練してみたものの、そこまでの成果は出せず…
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子供のクラスもあるお教室なので、発表会では子供達の成長を見るのも楽しみのひとつです。2年に1度の発表会ですが、子供は別人のように上達しますね。(それに比べて大人は…とは考えないでおこう 笑)
発表会では毎回何かしらのドラマがあるものですが、今回はヴァリエーションを踊った女の子が、最後の見せ場の回転のところで転んでしまって、泣きながら舞台袖に駆け込んでくるのを目撃してしまいました。
通し稽古のときにも彼女の踊りは何回か見ていたのですが、本番の踊りはとにかく素晴らしかった。自分の持っている力を全て出し切り、そのギリギリのところで転んでしまったことが、はたで見ていても伝わってきました。
その子の泣き顔は眩しかった。
チャレンジして、チャレンジして、失敗して、大泣きして…
そして同時に、今の私がこんなふうにバレエに向き合うことは難しいな、と少し切なさも感じました。
バレエが好きという気持ちに変わりはない。レッスンはとても楽しい。踊りの練習も楽しい。上手くなりたいという欲だってまだまだある。
なのに。後先考えずに全力でぶつかっていくことが、だんだん難しくなってきている。
あと何回発表会に出られるのだろう…そんな思いも頭をよぎります。
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果たして、それは年齢のせいなのか、個人的な心境や更年期真っ盛りの肉体的な変化によるものなのか、わかりません。(攻めている50代バレリーナもたくさんいると思うので、一緒くたにしてはいけませんね。)
でもバレエは続けます。今の自分の身体と気力を受け入れて、出来ることに取り組んでいくしかないんですよね…
まだ疲れが抜けていないせいか、モヤモヤした独り言のようなブログですみません。
発表会後の心情の記録として記事にしておきます。
次の発表会後はどんな気持ちでいるだろう。それもまた楽しみではあります。
★最後までお読みいただきありがとうございました。