『ダンス・ダンス・ダンスール』の24巻が発売になりましたね!
春にアニメ化されて話題になったジョージ朝倉さんの人気バレエ漫画。いつものように発売日に購入し、一気に読みました。おもしろかった〜。
*以下ストーリー、ネタバレ含みます。
ブランコの指導のもと、ニューヨークでバレエの研鑽を積む村尾潤平。前巻23巻の後半では、潤平のライバル流鴬が留学先のワガノワでどう過ごしていたかが描かれていました。ワガノワのニューヨーク公演に出演した流鴬の前に母親の真鶴が現れたのが、前の巻のラスト。
流鴬と真鶴の邂逅は一瞬で終わり。再会した潤平と流鴬は、共にローザンヌ国際バレエコンクールを目指すことになりそう…。
そして24巻はスクール公演『コッペリア』でフランツとスワニルダを演じる潤平とベアトリスのパートナシップを築く過程が中心になっています。ふたりの悪戦苦闘する姿を通して、「バレエにおける演技とはなにか」「観客はなにを観て感動するのか」を考えさせる深い内容…。
メインのエピソードに加えて、ニューヨークに留学中の潤平のおさななじみ兵ちゃんの動向も気になる。潤平とバレエとの関わりを模索し始める兵ちゃん。
ほんとに脇役の描き方が丁寧!決して類型として描かず、それぞれの人生を感じさせます。
そして注目は、パトロンのゲイリーと潤平の師ブランコが、潤平の将来について語り合っているシーン。潤平はどこの団に入るのがいいと思っているのかと、ゲイリーに問われたブランコの答えは「パリ・オペラ座」!(ブランコは無意識にその名前を口にし、自分で驚いて打ち消していますが…)
これは伏線なのか!?気になる!
歴史と伝統のパリ・オペラ座に挑む潤平…確かに、ドラマチックな展開になりそう。
後半はスクール公演『コッペリア』の本番、1幕から2幕の終わりまでが描かれています。この公演の描写も素晴らしく、本当に劇場で『コッペリア』を鑑賞しているかのような臨場感!
この公演を観に、日本から潤平の母親とお姉さん、ロンドンから夏姫、パトロンのゲイリーがニューヨークに集結。
(個人的にお気に入りの生川での潤平の恩師、中村先生も一瞬電話で登場!)
なんだか、主要登場人物が集結してきて最終回みたいな様相…。終わっちゃ困るけど!!
舞台での潤平は「今日の俺、120%の日かも…!!」という言葉がでるほど絶好調。
絶好調すぎてちょっとこわいと思っていたら、次巻は大波乱の予感です(巻末に次巻予告がちらっとでている)…どうなっちゃうの、潤平?
25巻は2023年春頃発売予定。待ちきれません!
24巻と同時にアニメ版Blu-rayも発売になりました。記念イベントも開催予定↓
TVアニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』Blu-ray発売記念イベント決定! | TVアニメ ダンス・ダンス・ダンスール公式サイト
およそのあらすじは、21巻までを一気読みしたこちらの記事で↓
全巻よみたくなったら、1〜24巻セット!
★最後までお読みいただきありがとうございました。