セルゲイ・ポルーニンの日本初の単独公演が決定しました。昨年京都仁和寺での舞台に出演したり、2月の「アリーナ・コジョカル ドリームプロジェクト」に出演予定ですが、ポルーニンが中心の単独公演は日本初。以前、彼の架空の日本公演を演出した詐欺事件がありましたが、今回は大丈夫そうです。
ポルーニンのプロフィールと共にご紹介します。
公演概要
2020年5月14日(木)18:30〜
2020年5月15日(金)13:00〜、18:00〜
公演名: Sergei Polunin セルゲイポルーニン ”SACRE(サクレ)”「春の祭典」
*SACRE のEにはアクサン・テギュ付きが正式表記。
会場:新宿文化センター大ホール
チケットの一般発売は2月29日(土)10:00から。
以下が公式サイトですが、演目などは後日発表。
セルゲイ・ポルーニン来日決定!!遂に初の日本単独公演を開催|SERGEI POLUNIN -Featuring ballets:Fraudulent Smile, Paradox & Sacre
公演名”SACRE”ですが、ポルーニンは2018年に振付家の大石裕香さんが振り付けた”SACRE”を踊っています。バレエ・リュスのニジンスキー振付「春の祭典」(フランス語の題名は”Le Sacre du printemps”)を再解釈した作品です。
こんなイメージの公演になるのでしょうか。詳細発表が楽しみです。
セルゲイ・ポルーニンのプロフィール
1989年 ウクライナに生まれる。
2007年 英国ロイヤルバレエスクール卒業。英国ロイヤルバレエ団入団。
2008年 英国ロイヤルバレエ団のソリストに抜擢される。
2010年 史上最年少でプリンシパルに昇格。
2012年 英国ロイヤルバレエ団脱退。退団後はイーゴリ・ゼレンスキーに招かれてモスクワ音楽劇場バレエ、ノヴォシビルスク国立オペラ劇場バレエ団などで踊る。
2015年 “Take Me To Church”のミュージックビデオに出演。
YouTube累計再生回数2700万回越え。バレエファン以外にも広く知られるようになる。
2016年 半生を描いたドキュメンタリー映画が「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」が公開。
2017年 映画「オリエント急行殺人事件」で本格俳優デビュー。
2018年 ヌレエフの生涯を描いた映画「ホワイト・クロウ」に出演。
現在は「プロジェクト・ポルーニン」を立ち上げ、自らの企画で公演を行っている。
おわりに
映画「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」では並外れた才能を持ったゆえのポルーニンの苦悩が溢れていました。
la dolce vitaさんによるマニュエル・ルグリのインタビューに、ルグリがこの映画を観た感想が語られているのですが、ルグリにここまで言わせるポルーニンの才能…
マニュエル・ルグリ 「ルグリ・ガラ」独占インタビュー: la dolce vita
また、イーゴリ・ゼレンスキーはVOGUEの記事の中でこう言っています。
「ヌレエフやバリシニコフのレベルまで到達できるアーティストだ。踊ることにもっと集中するのならば」
「世界一優雅な野獣」ではこれからの方向性もはっきりと見えない状態でしたが、とにかく踊り続けてくれてよかった。最近でもパリ・オペラ座への客演を、自身のインスタグラムの性的役割に関する発言でキャンセルされるなど、相変わらずの問題児ぶりですが、何があっても踊ることは続けてほしいと願うばかりです。
“Take Me To Church”のプロモーションビデオで一挙に上がった彼の知名度を利用しているだけでは?と思われるような企画もありますが、(←ディズニー映画”くるみ割り人形”出演とか…)単独公演には期待したいと思います。チケットは争奪戦になりそうですね。
「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」DVD
*来日時のインタビューなど、特典映像付き
こちらは写真集。2017年のポルーニン・プロジェクトの撮り下ろし。
★最後までお読みいただきありがとうございました。