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パリ・オペラ座バレエ シネマ『眠れる森の美女』【バレエ 鑑賞メモ】

恵比寿ガーデンシネマのパリ・オペラ座バレエ シネマ フェスティバルで『眠れる森の美女』を鑑賞。主演はミリアム・ウルド=ブラームとマチアス・エイマン。

自分のための鑑賞記録です。

公演・上演概要

『眠れる森の美女』パリ・オペラ座バレエ団

収録日:2013年12月16日 

パリ・オペラ座バスティーユ

振付/演出:ルドルフ・ヌレエフ

音楽:ピョートル・チャイコフスキー

音楽監督/指揮: フェイサル・カルイ

演奏:パリ・オペラ座管弦楽団
美術:エツィオ・フリジェリオ

衣装:フランカ・スカルチアピーノ  
芸術監督:ブリジット・ルフェーブル 

上演時間:2時間41分

【キャスト】

オーロラ姫:ミリアム・ウルド=ブラーム

デジレ王子:マチアス・エイマン

フロリナ姫:ヴァランティーヌ・コラサント

青い鳥:フランソワ・アリュ

リラの精:マリ=ソレーヌ・ブレ

カラボス:ステファニー・ロンベール

妖精たちのヴァリエーション:エロイーズ・ブルドン、オーバーヌ・フィルベール、レオノール・ボーラック、ローラ・エケ、シャルリーヌ・ジザンダネ、サブリナ・マレム、エヴ・グランツスタイン

4人の王子:オドリック・ベザール、ヴァンサン・シャイエ、フロリアン・マニュネ、ジュリアン・メザンディ

公爵:クリストフ・デュケンヌ

宝石のヴァリエーション:ヤニック・ビットンクール、エロイーズ・ブルドン、アメリー・ラモルー、サブリナ・マレム

白い猫:オーバーヌ・フィルベール

長靴を履いた猫:ダニエル・ストークス

感想メモ

・私のなかでは、マチアス・エイマンはあまりロマンチックな王子のイメージがなかったけど、このデジレ王子はよかった。特に、ヌレエフ版オリジナルの2幕の王子のソロの端正な踊りが印象的。

・ミリアム・ウルド=ブラームの可憐さ、光り輝く佇まいはまさに”姫”。

・小柄で華奢なタイプがキャスティングされることが多いフロリナ姫だけど、ヴァランティーヌ・コラサントは大柄でパワフル。同じくエネルギーに溢れたフランソワ・アリュの青い鳥。今まで観たなかで最も豪快なブルーバードのパ・ド・ドゥだった。

・装置も衣裳の素晴らしさにはため息がでる。全てが豪華で洗練されていて、まさにパリ・オペラ座クオリティー。

100年経過してオーロラ姫が目覚めた後の宮廷ファッションの変化とか、ローズ・アダージョの4人の王子のエキゾチックで凝った衣裳、白い猫と長靴を履いた猫のキュートなスタイルなどなど…。好きなポイントを上げれば、キリがないほど。

ただ、持っているルグリとデュポンのDVD(1999年収録)とはちょっと色合いが異なっている衣裳も。”宝石”の赤、青、緑の衣裳などは、今回の映像の方がかなりヴィヴィッド。個人的には1999年版の抑えた色調の方が好みです。

 

★最後までお読みいただきありがとうございました。