小野絢子さんと福岡雄大さんの、「ロミオとジュリエット」を観てきました。
10月26日(土)18:30〜 新国立劇場 大ホール
ジュリエット 小野絢子
ロミオ 福岡雄大
マキューシオ 奥村康裕
ティボルト 貝川鐵夫
ベントゥーリオ 福田圭吾
パリス 渡辺峻郁
ホワイエでは、2020年2月に上演されるマクミラン版「マノン」の衣装の展示が。
プロモーションがうまいですね。この演目でも小野さんと福岡さんのペアが観られます。
久々の新国立劇場。急に思い立ったので、当日券4階D席で鑑賞。
3,300円でオケ付きのバレエが観られるのは素晴らしい。ロイヤルシネマやボリショイシネマより安い…。
ただ、舞台の奥の上方が見切れるとは想定外だった。
まさかのバルコニー見切れ!(笑)
バルコニーでは小野さんの足しか見えませんでした。
先日記事にしたワールド・バレエ・ディ2019でも、この作品のリハーサルと公演の映像がアップされていました。日本でマクミラン版「ロミオとジュリエット」がレパートリーにあるのは新国立劇場バレエだけだそうです。
小野絢子さんは何度か観ていますが、ロミオの福岡雄大さんははじめてでした。
福岡さんは、映像の印象より体が大きい(ガタイがいい感じ。衣裳のせいかもしれません。)方でしたが、踊りは軽やか。音楽と一体感のある踊りでした。
小野さんは、見た目も踊りも文句なしにジュリエットでした。登場の時のあどけない少女から、大人の女性に変わっていくジュリエット。演じる小野さんの顔つきもどんどん変化していくのがわかりました。
ティボルトの貝川さんはかっこよかった。ほとんど踊らない役ですが、立ち姿に存在感があって、舞台を引き締めていました。マキューシオの奥村さんも軽快でよかったです。
マクミラン版の「ロミオとジュリエット」といえば、もちろん英国ロイヤル・バレエ。
とにかく重厚で濃厚、ソードファイト(剣闘)の剣の音までものすごい迫力で、バレエというより演劇を観た感のあるロイヤルと比べると、新国は全体にややマイルドかも…
それでも十分見応えあり!ダンサー層の厚さや踊りのレベルの高さを感じた公演でした。
★最後までお読みいただきありがとうございました。