ballet addict

大人バレエとバレエ鑑賞を楽しむための情報発信ブログ

発表会が終わりました【大人バレエつれづれ】

ブログを2ヶ月近く放置してしまいました。

この2ヶ月の間、私の身に起きていたことといえば…

 

・6月中旬に体調を崩す

→チケット購入済みだった新国立劇場バレエ団『白鳥の湖』を見逃す

・7月下旬に新型コロナに感染(かなりしんどかった)

→チケット購入済みだったパリ・オペラ座ガラ『―ヌレエフに捧ぐ― 』Aプロ・Bプロを見逃す

 

…とさんざんだったのですが、体調不良の合間を縫って7月の発表会にはなんとか予定通り参加できたのは、幸運といえば幸運だったのか…。

発表会後すでに1ヶ月近く経過してしまいましたが、感想などを記録しておきます。

 

バレエの佇まい

今回の作品は『ドン・キホーテ』。バルセロナの街の人びとを演じました。

1幕はずっと舞台上にいて、マイムなどさまざまなミッションをこなさないといけません。

自分たちがメインで踊るは、実質2分程度。

はじめは「自分の踊りだけ踊ってさっさと引っ込みたい!」と思っていたのですが、終ってみたら、それなりに面白かった。

それに「舞台に出て行って、踊りだけ踊ってはける」よりも緊張しないで済むということも発見でした。舞台にいることに慣れるというか。

 

以前ブログにも書きましたが、一番の課題は、自分の舞台での佇まいが「”ちょこまか動く庶民的なおばちゃん”って感じで、バレエ感もスペイン感もゼロ」ということでした。残念ながら最後まであまり改善されなかったな。

www.balletaddict.com

立ち姿や歩き方など、自分なりに気をつけてはいたのですが、身に付くところまではいかなかった。

まわりのレッスン仲間を見ていると、踊りの上手い人はマイムも上手い。やはりバレエの基本姿勢が習得できていないと、バレエの登場人物の佇まいにはなれないということなんでしょう。

プロの演技は別次元だった

今回の『ドン・キホーテ』、男性出演者はほぼ全員ゲストのプロダンサーでした。

同じ舞台の上で、間近で見るプロの演技は本当にすごかった。踊りももちろんすごいんですけど。

表情の豊かさ、感情の込めかた、役柄にあったふるまい。自分たちの素人くさいマイムとは別次元。ダンサーって演技者なんだなぁと改めて感じました。

ダンサーさんによっては、まわりにいる群衆役の私たちにもきっちり目を合わせて、演技に巻き込んでくる方もいて驚いた。

本番のとき、ロレンツォ(キトリのお父さん)と目があって、演技を交わした(と思っているのは私だけかもしれないが 笑)瞬間があったのには、ちょっと感激しました。

舞台に上がることにあまりモチベーションを感じないタイプで、舞台で楽しいって思うこともめったにないんですが、今回のことは忘れられない思い出になりそう。

写真を見て「反省会その1」

すでに発表会の写真は出来上がってきて、眺めながら自分の踊りを反省する日々。

カメラマンさんの撮影した写真は、相当な点数からまともなものを選びに選んでくれているはず。

ああ、それなのに…

「なんじゃこのつま先は」

「脚が完全に内股」

「こんな振りはなかったはず…」

「なんでこの腕をちゃんと伸ばさないのか」

「顔が怖すぎる」

毎度のことながら、ツッコミどころが多すぎる。

「どの瞬間を切り取ってもバレエ」どころか、決めポーズのところでさえ、まともにカタチになっていない現実…。ほんとうにバレエ習得の道は険しい。

動画はまだ手元に来ていないので、「反省会その2」はこれからです。

おわりに

発表会が終わるとホッとする反面、「ああ、もう練習する踊りがないのか」とちょっと寂しく思ったり。

なんて思っていると、あっという間に次の発表会なんだろうな、きっと。

 

★最後までお読みいただきありがとうございました。

 

マラーホフによるヤーナ・サレンコのバリエーションレッスン!